Claude Code Plan Mode とは?起動方法・承認フロー・使いどころを徹底解説
Claude Code の Plan Mode を完全解説。Shift+Tab での起動方法、承認フロー4パターン、デフォルト設定、Ultraplan との違いまで実例つきで紹介。
Claude Code Plan Mode(プランモード) を使うと、Claude が「実際に編集する前にやることを提案→あなたが承認→その後に実行」という安全な順序で動いてくれます。不可逆な操作をいきなりやられてしまう心配がなくなるため、初めて触るコードベース・DB 操作・大規模リファクタ前 に特に重宝します。
本記事では、Plan Mode の概要から起動方法・承認フロー・デフォルト設定まで、2026年6月時点の公式ドキュメント(code.claude.com)をもとに実例を交えて解説します。
Plan Mode とは何か
Plan Mode は Claude Code の パーミッションモード(permission mode) の一つです(出典: Claude Code 公式ドキュメント — Choose a permission mode)。
パーミッションモードとは「Claude がファイル編集・コマンド実行をする際に確認をどこまで求めるか」を制御する設定で、以下の 6 種類があります(2026年6月時点)。
| モード | ファイル編集 | コマンド実行 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
default | 毎回確認 | 毎回確認 | 初心者・機密作業 |
acceptEdits | 自動承認 | 一部自動承認 | コード反復作業 |
plan | 編集しない | 読み取り・調査のみ | 事前確認・安全確認 |
auto | 自動(AIが安全チェック) | 自動(AIが安全チェック) | 長時間自律作業 |
dontAsk | 事前許可ツールのみ | 事前許可ツールのみ | CI/CD パイプライン |
bypassPermissions | すべて自動 | すべて自動 | 隔離コンテナ内限定 |
Plan Mode の特徴は「Claude がコードに手を加えない」という点 です。ファイルを読み込み・調査・shell コマンドを使った探索は行いますが、ソースコードの編集は計画提示後の承認が出るまで一切行いません。
Plan Mode が解決する3つの課題
Plan Mode がなかったころ、よくあったトラブルを整理します。
- 「いきなり書き換えられた」: Claude が理解を間違えたまま大量のファイルを編集し、意図しない変更が広がった
- 「何をやろうとしているのか分からない」: 実行中の行動が不透明で、承認するかどうかを判断できなかった
- 「DB / APIキーに触れる操作で怖い」: 本番環境のデータに影響する操作を手動でいちいち確認するのが大変だった
Plan Mode は「読む → 計画を提示 → あなたが承認 → 編集開始」という順序を強制することで、上記 3 つを解消します。
Plan Mode でできること・できないこと
| Plan Mode 中に Claude ができること | できないこと |
|---|---|
| ファイル・ディレクトリの読み取り | ソースファイルの編集 |
Shell コマンドによるコードベース探索(grep, find, ls 等) | 新規ファイルの作成・削除 |
| 計画(プラン)の作成・提示 | Git 操作(commit / push 等) |
| 質問・フォロー(「この部分はどう扱いますか?」等) | 外部 API への書き込みリクエスト |
Plan Mode の起動方法(3パターン)
方法①:Shift+Tab でリアルタイム切り替え(最も簡単)
Claude Code のターミナルセッション中に Shift+Tab を押すと、パーミッションモードが循環切り替えされます。
default → acceptEdits → plan → (auto)→ default …
ステータスバーに現在のモードが表示されるので、plan と表示されれば Plan Mode に入っています。再度 Shift+Tab を押すと Plan Mode を抜けて次のモードに移ります。
macOS で Option/Alt キーが必要なショートカット(
Alt+B,Alt+F等) と異なり、Shift+Tabは追加設定なしで動作します。
方法②:起動時にフラグ指定
Claude Code を開始するときから Plan Mode で始めたい場合は、CLI フラグを渡します。
claude --permission-mode plan
特定のプロジェクトで毎回 Plan Mode を使いたい場合は、-p フラグとも組み合わせられます。
# 非インタラクティブモードでもプランモード起動
claude --permission-mode plan -p "auth サービスを JWT 方式にリファクタする計画を立ててください"
方法③:/plan プレフィックスで1回だけ使う
プロンプトの先頭に /plan をつけると、そのターンだけ Plan Mode が適用されます。
/plan auth モジュールを JWT に移行する方法を調べて計画を立てて
通常の会話の途中で「今回だけ計画だけ立てたい」という場面に便利です。プラン提示後は自動的に通常モードに戻ります。
プランの確認と承認フロー
Plan Mode で Claude が調査を終えると、ターミナルに 変更計画(プラン) が表示され、次のように進行方法を選択します(出典: code.claude.com/docs/en/permission-modes)。
承認オプション4パターン
| 選択肢 | 意味 |
|---|---|
| Approve and start in auto mode | 承認後、AI 安全チェック付きの auto モードで実行開始 |
| Approve and accept edits | 承認後、ファイル編集を自動承認しながら実行(acceptEdits モード) |
| Approve and review each edit manually | 承認後、編集ごとに手動確認しながら実行(default モード) |
| Keep planning with feedback | プランにフィードバックを返し、Claude に再計画させる |
「怖いので一つひとつ確認したい」なら Approve and review each edit manually、「信頼できる計画なのでサクサク進めたい」なら Approve and accept edits を選ぶのが実用的です。
Ctrl+G でプランをエディタ編集
承認ダイアログが出ているときに Ctrl+G を押すと、提示されたプランをデフォルトのテキストエディタで開いて直接編集できます。Claude の計画に手を加えてから承認したい場合に使います。
また、承認後は Ultraplan(クラウド版の計画レビュー)に引き継ぐことも可能です。ブラウザ上でプランの特定セクションにコメントを付けたり、絵文字でリアクションしたりできます(Ultraplan については後述)。
Plan Mode を使うべき3シーン
シーン1:初めて触るコードベースを調査するとき
他の人が書いたリポジトリ、あるいは数ヶ月前に書いた自分のコードを修正するとき、構造を把握せずにいきなり編集を依頼するとコンフリクトや意図しない変更が起きやすいです。
Plan Mode なら「まず読んで調べて、計画だけ出して」という使い方ができます。
claude --permission-mode plan
# セッション開始後:
# "この src/auth ディレクトリの構造と依存関係を把握して、JWT 移行の計画を立ててください"
計画を確認してから「これで正しい」と判断できてから実行できるため、初めて手を入れるコードベースでは Plan Mode をデフォルトにしておくのが安全です。
シーン2:DB・APIキー・本番インフラに触れる前
本番データベースへのマイグレーション、APIキーを含む設定ファイルの変更、クラウドストレージへの操作——これらは誤操作が即アウトです。
Claude Code の Plan Mode は、こうした不可逆な操作を「実行前に計画提示 → 人間が確認 → 承認後に実行」のフローに強制します。Shift+Tab 一発で切り替えられるので、「DB に触れる操作のときだけ Plan Mode に入る」という運用が現実的です。
シーン3:大規模リファクタリングや機能追加の前
数十ファイルにまたがるリファクタリングや、既存機能に影響を与える大きな追加開発の前に Plan Mode でスコープを確認すると、「影響範囲の見落とし」を事前につぶせます。
非エンジニアの方でも、「何を変えるのか」をテキストで確認してから GO を出せるので、Claude Code を安心して使うための入り口としても Plan Mode は最適です。
Plan Mode をデフォルトにする設定
特定プロジェクトで常に Plan Mode で始めたい場合は、プロジェクトルートの .claude/settings.json に以下を追加します。
{
"permissions": {
"defaultMode": "plan"
}
}
ユーザー全体(すべてのプロジェクト)でデフォルトにしたい場合は ~/.claude/settings.json に同様の設定を追記します。
注意:
defaultMode: "auto"をプロジェクトの.claude/settings.jsonに書いても無視されます(セキュリティ上の仕様)。auto モードのデフォルト設定は~/.claude/settings.json(ユーザー設定)にのみ有効です。Plan Mode はその制約なく、プロジェクト設定でも利用可能です。
Ultraplan との違い
2026 年 4 月に追加された Ultraplan は、Plan Mode のクラウド版拡張機能です(出典: Claude Code — Ultraplan ドキュメント)。
| Plan Mode(ローカル) | Ultraplan(クラウド) | |
|---|---|---|
| 実行場所 | ターミナル内(ローカル) | Claude Code on the web(ブラウザ) |
| 計画のレビュー | ターミナル表示のみ | ブラウザでセクション別コメント・絵文字リアクション |
| 作業の並行 | 計画中はターミナルを占有 | ターミナルはフリー、クラウドが計画を作成 |
| 実行場所の選択 | ローカルのみ | クラウド(PR 作成まで)or ローカルに戻して実行 |
| 必要な環境 | Claude Code CLI のみ | Claude Code on the web アカウント + GitHub リポジトリ |
Ultraplan は /ultraplan コマンドか、ローカルのプラン承認ダイアログで「No, refine with Ultraplan」を選ぶと起動します。ただし Amazon Bedrock / Google Vertex AI / Microsoft Foundry 経由の場合は利用不可 です(Anthropic 公式クラウドインフラ上で動作するため)。
通常の作業には Plan Mode で十分です。「ブラウザで計画をじっくりレビューしたい」「チームメンバーにコメントしてもらいたい」といった場合に Ultraplan を使う、という使い分けが実用的です。
よくある質問
Q. Plan Mode 中に Claude が誤って編集してしまうことはありますか?
Plan Mode では、ソースファイルへの書き込みは技術的にブロックされています。読み取りと Shell での調査コマンドのみが実行可能です(出典: code.claude.com/docs/en/permission-modes — "Claude reads files, runs shell commands to explore, and writes a plan, but does not edit your source.")。誤編集の心配はありません。
Q. Plan Mode をいつも使うべきですか?
すべての操作で Plan Mode を使うと確認の手間が増えます。推奨は「重要・不可逆な操作のときだけ Plan Mode を起動する」という運用です。軽微な修正や試行錯誤の段階では acceptEdits や default モードで進め、本番反映前・DBに触れる前・初見コードベースのときにだけ Shift+Tab で切り替えるのが効率的です。
Q. プランを承認しないでキャンセルする方法は?
承認ダイアログが出ているときに Shift+Tab を押すと Plan Mode を抜けてキャンセルになります。プランは実行されません。
Q. VS Code や JetBrains でも Plan Mode を使えますか?
VS Code では画面下部のモード切替 UI から「Plan mode」を選択できます。JetBrains の場合はターミナルでの Shift+Tab が使えます(出典: code.claude.com/docs/en/permission-modes — Switch permission modes)。
まとめ:Plan Mode の使い方早見表
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 今すぐ Plan Mode に切り替える | Shift+Tab を押す |
| セッション起動から Plan Mode にする | claude --permission-mode plan |
| このターンだけ計画を出させる | プロンプト先頭に /plan をつける |
| プロジェクトのデフォルトを Plan Mode にする | .claude/settings.json に "defaultMode": "plan" |
| 計画を承認して編集を始める | 承認ダイアログで選択 |
| 計画をエディタで直接編集 | 承認前に Ctrl+G |
| ブラウザでリッチなプランレビュー | Ultraplan を利用(/ultraplan) |
Claude Code を安心して使うための第一歩として、まずは Shift+Tab ひとつで Plan Mode を試してみてください。計画が目の前に出てくるだけで、「AI に仕事を任せる」感覚が大きく変わります。
Claude Code の基本的な使い方全体をおさらいしたい方は Claude Code 完全ガイド を、より高度な自動化設定は Claude Code Hooks 完全ガイド をご覧ください。
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