Claude Code コマンド一覧|スラッシュ・CLI・ショートカットを完全網羅【2026年版】
Claude Code のすべてのコマンドを用途別に整理した実践リファレンス。スラッシュコマンド全種・CLIフラグ・キーボードショートカットを網羅し、/clear と /compact の使い分け、--print フラグでの CI/CD 組み込みなど実践パターンをコード例付きで解説します。
Claude Code を起動したはいいが、「どんなコマンドが使えるの?」「いつ /clear と /compact を使い分ければいいの?」と悩んでいる方は多いです。本記事では スラッシュコマンド・CLI フラグ・キーボードショートカット の 3 カテゴリに分けて、2026 年 6 月時点の全コマンドを整理します。実際の操作例とセットで確認してください。
1. コマンドの 3 種類を理解する
Claude Code のコマンドは大きく 3 つのカテゴリ に分かれます。混同しがちなので最初に整理します。
| カテゴリ | 入力タイミング | 書き方の例 |
|---|---|---|
| スラッシュコマンド | Claude Code 起動中(対話中) | /clear、/model |
| CLI フラグ | ターミナルで claude 起動時 | claude --model claude-opus-4-5 |
| キーボードショートカット | Claude Code 起動中 | Ctrl+C、Esc |
加えて、対話中に !<コマンド> で Bash を直接呼び出す「シェルパススルー」があります。これを合わせた 4 パターンを以降で詳しく解説します。
2. スラッシュコマンド完全一覧
対話セッション中に / から始まるコマンドを入力すると、Claude Code が専用処理を実行します。/help を最初に打てば現在のバージョンで使えるコマンド一覧が表示されます。
2-1. セッション管理系
| コマンド | 動作 | 使いどころ |
|---|---|---|
/clear | 会話履歴を全削除してコンテキストをリセット | 全く別のタスクに切り替えるとき |
/compact | 会話を要約してトークンを節約しつつ継続 | 長時間作業でコンテキストが逼迫したとき |
/exit / /quit | Claude Code を終了 | セッションを終わるとき |
/resume | 直前のセッションを再開 | 誤って終了してしまったとき |
/clear vs /compact の使い分け:
/clear → コンテキスト全削除(新鮮な状態でスタート)
/compact → 会話を要約して圧縮(文脈を保ちながら継続)
長いコーディングセッションで「コンテキストが 90% を超えた」と警告が出たら、まず /compact を試してください。それでもトークンが不足する場合に /clear でリセットします。
2-2. 情報確認系
| コマンド | 動作 | 使いどころ |
|---|---|---|
/help | 使えるコマンド一覧を表示 | 操作に迷ったとき、バージョン確認時 |
/cost | 現セッションのトークン消費・コスト表示 | API 利用時のコスト管理 |
/status | ログイン状態・使用モデル・接続情報を確認 | 認証エラーのデバッグ時 |
/doctor | 環境診断(Node.js・認証・MCP 接続を検査) | 動作不良のトラブルシュート |
/release-notes | 最新のリリースノートを表示 | アップデート後の変更確認 |
/permissions | 現在許可されているツール権限を確認 | セキュリティ確認・デバッグ |
2-3. 設定・カスタマイズ系
| コマンド | 動作 | 使いどころ |
|---|---|---|
/model | 使用する Claude モデルを切り替え | 重い推論は Opus、軽い作業は Haiku へ |
/settings | 現在の設定内容を表示 | 設定確認・デバッグ |
/memory | CLAUDE.md(メモリファイル)を管理 | 記憶させたい情報を追加・確認 |
/init | プロジェクトに CLAUDE.md を新規作成 | 新規プロジェクトのセットアップ時 |
/terminal-setup | シェル統合(補完・キーバインド)を設定 | 初回セットアップ時 |
/login | Anthropic アカウントでログイン | 認証が切れたとき |
/logout | ログアウト | アカウント切り替え時 |
2-4. コード操作系
| コマンド | 動作 | 使いどころ |
|---|---|---|
/review | 変更ファイルをコードレビュー依頼 | コミット前の品質確認 |
/pr_comments | GitHub PR のコメントを取得して対応 | PR レビューのコメント対応 |
3. CLI フラグ完全一覧
claude コマンドを起動するときに渡す 引数(フラグ) です。スクリプトや CI/CD 環境との連携でよく使います。
3-1. モデル・出力形式の制御
# モデルを指定して起動(--model / -m)
claude --model claude-opus-4-5
# 利用可能なモデルの別名(2026年6月時点)
# claude-opus-4-5, claude-sonnet-4-5, claude-haiku-4-5
# claude-opus-4-5-20251101 のようにバージョン固定も可
# 出力形式を指定(--output-format / -f)
claude --output-format json # JSON 形式
claude --output-format text # プレーンテキスト(デフォルト)
claude --output-format streaming-json # ストリーミング JSON
3-2. ノンインタラクティブ(スクリプト埋め込み)
# 1 回だけ質問して終了(--print / -p)
claude --print "package.json の依存関係を確認して"
# パイプで入力を渡す
echo "このコードをレビューして" | claude --print
# ターン数の上限設定(--max-turns)
claude --max-turns 10 "リファクタリングをやり切って"
--print(-p)は CI/CD パイプラインや Shell スクリプトへの組み込み で最も使われるフラグです。インタラクティブ確認なしで実行し、標準出力に結果を返します。
3-3. ツール・権限の制御
# 特定ツールだけ許可(--allowed-tools)
claude --allowed-tools "Bash,Read,Write"
# 特定ツールを禁止(--disallowed-tools)
claude --disallowed-tools "Bash"
# すべてのツールを無効化(--no-tools)
claude --no-tools "このコードを説明して"
# 権限確認プロンプトをスキップ(危険!本番環境では使用禁止)
claude --dangerously-skip-permissions
⚠️
--dangerously-skip-permissionsは テスト環境専用 です。本番サーバーや重要なリポジトリでの使用は絶対に避けてください。
3-4. セッション・システムプロンプト
# セッションを再開(--resume)
claude --resume <session-id>
# システムプロンプトを設定(--system-prompt / -s)
claude --system-prompt "あなたは TypeScript 専門のエンジニアです"
# 詳細ログを表示(--verbose)
claude --verbose
# バージョン確認
claude --version
# 全フラグのヘルプ表示
claude --help
4. キーボードショートカット
対話セッション中に使えるショートカットです。マウス不要で操作速度が上がります。
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Ctrl+C | 実行中の処理を中断(応答生成を止める) |
Ctrl+D | Claude Code を終了 |
Ctrl+L | 画面をクリア(履歴は残る) |
Esc | 入力中のテキストをキャンセル |
↑ / ↓ | 入力履歴を前後に移動 |
Tab | ファイルパスや @ 参照の補完 |
Option+T(macOS) | 拡張思考(Extended Thinking)の ON/OFF 切り替え |
Ctrl+O | 詳細思考ログの表示 ON/OFF |
Ctrl+C の使い方のコツ: Claude が長い処理を始めてしまったとき、1 回押すと現在のターンを中断し、もう一度押すと Claude Code 自体を終了します。誤って終了した場合は /resume で直前のセッションに戻れます。
5. シェルパススルー(! コマンド)
対話中に ! を先頭につけると、その後ろのコマンドを Bash で直接実行 します。Claude Code を抜けずにシェル操作ができる便利な機能です。
# ファイル一覧を確認
! ls -la
# git の状態確認
! git status
# 特定ファイルの内容を表示
! cat src/index.ts
# npm テストを実行
! npm test
# 環境変数を確認
! echo $NODE_ENV
Bash Tool を使った「Claude にコマンドを実行させる」のとは違い、! は ユーザー自身が直接実行する 点に注意してください。! rm -rf のような破壊的操作も Claude の確認なしに実行されます。
6. ファイル・コード参照(@ 記法)
コマンドではありませんが、対話中に @ を使うとファイルをコンテキストに取り込めます。
# ファイルを参照する
"@src/utils/auth.ts このファイルのバグを調べて"
# 複数ファイルを同時に参照
"@package.json @tsconfig.json 設定を確認して"
# ディレクトリを参照(対応バージョンのみ)
"@src/ このディレクトリの構造を説明して"
7. よく使うコマンドの実践パターン
パターン①:朝のセッション開始
# 1. 前回のセッションを確認してから再開
claude --resume
# または新しいセッションで始める
claude
# 2. 状態確認
/status
# 3. 今日のコストを把握
/cost
パターン②:長時間作業でコンテキストが逼迫
# コンテキストが逼迫したら圧縮
/compact
# 残作業を続ける
"さっきの続きで認証モジュールを完成させて"
パターン③:CI/CD スクリプトへの組み込み
#!/bin/bash
# PR マージ前の自動レビュースクリプト
REVIEW_RESULT=$(claude \
--print \
--model claude-sonnet-4-5 \
--output-format json \
--max-turns 5 \
"git diff main...HEAD の変更をコードレビューして JSON で返して")
echo "$REVIEW_RESULT" | jq '.issues[]'
パターン④:別プロジェクトに切り替え
# コンテキストを完全リセット
/clear
# 新しいプロジェクトの CLAUDE.md を読み込む
/memory
8. よくある疑問と回答
Q. /clear と /compact はどう違うの?
/clear: 会話履歴を 完全に削除 してゼロから始めます。Claude はこれまでの文脈を覚えていません。
/compact: 会話を AI が要約 して保持し、トークン数を減らして継続します。文脈は維持されます。
長い作業の途中なら /compact を優先し、全く別のタスクに移るときだけ /clear を使うのが基本です。
Q. /model でいつでもモデルを変えられる?
はい、対話中にいつでも変更できます。
/model
# → モデル一覧が表示されるので選択するか、名前を直接入力
# または直接指定
/model claude-haiku-4-5
重い設計タスクは Opus、コードのフォーマットや単純な変換は Haiku、という使い分けが コスト最適化 のポイントです。詳しくは Claude Code 料金比較|Pro/Max/APIの選び方 を参照してください。
Q. コマンドが効かないときは?
# 1. まず環境診断
/doctor
# 2. ログイン状態の確認
/status
# 3. 再ログイン
/logout
/login
# 4. バージョン確認(最新版に更新)
claude --version
# → 古ければ: npm update -g @anthropic-ai/claude-code
まとめ:コマンド早見表
| 用途 | コマンド |
|---|---|
| コンテキストをリセット | /clear |
| コンテキストを圧縮して継続 | /compact |
| モデルを切り替える | /model |
| コスト確認 | /cost |
| 環境診断 | /doctor |
| 接続状態確認 | /status |
| メモリ(CLAUDE.md)管理 | /memory |
| コードレビュー依頼 | /review |
| スクリプトへ組み込む | claude --print "質問" |
| Bash を直接実行 | !<シェルコマンド> |
Claude Code の使い方全体を体系的に学ぶには、Claude Code 使い方 完全ガイド|非エンジニアが 30 分で始める手順 または Claude Code 完全ガイド(ピラー記事) も合わせて参照してください。より効率的な使い方のヒントが詰まっています。
